大人みこし組立手順






土台と欄干の組立

欄干を土台上部から差し込む
この時、欄干が平行になる様、注意しながら作業する
(斜めになると下がらない)
内縦棒設置

内縦棒固定を、土台より出ている固定棒へのせる
この時、正規の方向では欄干下部が邪魔になり入らないので、棒の長辺を上にし、固定棒へのせてから回転させる
内縦棒には、内横棒を固定するほぞがあるので、そのほぞが上に向く様注意する
次の段階で固定するので、前後のバランスを確認し、長さをあわせておくこと

内縦棒固定
内縦棒をロープで固定する
ロープのかけ方は、次の通りとする
なお、作業は、ロープの両端に2〜3人づつ、ロープの締め役に1人を配置すること

土台の固定棒へロープを一周させ、止める
止めは、1重結びで良いが、しっかり固定するため、両端をよく引っ張り、締め役がくくり目をハンマー等で叩き、よく締めること
この時、ロープの短い方は力を入れにくいので、別のロープを継ぎ足し、長くして引っ張ること
土台の固定棒の上から下へ長い方のロープ端を回し、内縦棒の上面に、外側から内側に向けてかける
そのまま、土台の縦柱をはさんで、土台の固定棒の下へまわす
この時、ロープを強く引き、角を締め役がハンマー等で叩き、よく締めること
以降、全作業が終わるまで、適宜、引き締めを繰り返すこと(ゆるまないため、ロープを回している間も、ロープ端は常に張っている様、心がけること)
また、ロープは常に最短距離を通すこと(後の締めでの緩みを最小限とするため)
土台の固定棒の下から、内縦棒の上面に、内側から外側に向けてロープをかける
そのまま、内縦棒をまたぎ、土台の固定棒の下端へまわす(これで一回りとなるはずである)
先の手順に従い、ロープを3周させる
この時、ロープは先の周の外側に来る様、配置すること
3周目で、土台の固定棒の下から上にまわした後、ロープを土台の固定棒の角で折り返す
そのまま、ロープを土台の固定棒と、内縦棒の間をまわし、1周させる
この時、先に回したロープをよく締めるため、ロープをいっそう強く引き、締め役はロープの曲がり角をよく叩き締めること
先の手順に従い、ロープを3周させる
ロープの端どうしをくくる
この時も、両端をよく引っ張り、締め役がくくり目をハンマー等で叩き、よく締めること
再度、ロープの端どうしをくくり、2重結びとする
この時も、両端をよく引っ張り、締め役がくくり目をハンマー等で叩き、よく締めること


余ったロープの端を邪魔にならない様、きれいに止めて完成
この作業を、4カ所について行う
内横棒設置
内横棒を内縦棒へのせる
この時、内縦棒から出ているほぞに、内横棒の溝をあわせる

内縦棒固定
内横棒をロープで固定する
ロープのかけ方は、次の通りとする
なお、作業は、ロープの両端に2〜3人づつ、ロープの締め役に1人を配置すること

内縦棒へロープを一周させ、止める(以降、方法、注意については、内縦棒固定時と同じ)
内縦棒の下面に、外側から内側に向けてかけ、そのまま内横棒の上面へまわす
内横棒上面よりまわし、内縦棒の下面を経て、内横棒上面へ戻る
そのまま、内横棒上面より下側へまわす(これで一回りとなるはずである)
先の手順に従い、ロープを2周させる
この時、ロープは先の周の外側に来る様、配置すること
2周目で、内縦棒の下から上にまわした後、ロープを内縦棒の角で折り返す
そのまま、ロープを土台の内縦棒と、内横棒の間をまわし、1周させる
先の手順に従い、ロープを2周させ、2周目の終わりで、ロープの端どうしをくくる
再度、ロープの端どうしをくくり、2重結びとする


余ったロープの端を邪魔にならない様、きれいに止めて完成
この作業を、4カ所について行う
外縦棒設置、固定
外縦棒を、内横棒の下面にあわせる
この時、外縦棒、内横棒に穴があるのでそれで位置合わせを行う
穴にボルトを通し、ナットで固定する(但し、これは仮止めであるので、締め付ける必要はない)
その後、ロープにて固定する(手順等は、内横棒の固定と同じである)

外横棒設置、固定
外横棒を、内縦棒、外縦棒の下面にあわせる
その後、ロープにて固定する(手順等は、内横棒の固定と同じである)

太鼓設置
太鼓の金具に各2本ずつのロープをかける
太鼓を土台の上より入れる

太鼓固定
太鼓にかけたロープを土台の柱に固定する
ロープのかけ方は、次の通りとする

各端を柱にかける
そのまま1周させる
向かい側にあるロープにかけ、引く(もう一方も同様にする)


そのまま絞り、くくって固定する
この作業を、上4カ所、下4カ所について行う
屋根設置、固定
屋根を土台にのせる(この作業の前に、屋根への飾りは全て完了しておくこと)
土台の柱にはほぞがあるので、そのほぞと、屋根の下部にある溝をあわせる
この作業は、かなり重いものを高い位置まで持ち上げて行うため、危険であるので注意のこと
担ぎ棒の下に台を設置し、傾かない様にした後、屋根の前後方向に棒を通し、固定する
その後、各端に3名(計12名)、みこしの上に補助要員を数名配置し、棒、安全な部材をしっかり持ち、ゆっくり移動させる
屋根設置後、屋根内部より、土台下部にロープを張り、固定する(固定方法は、太鼓の固定と同様である)

大組完成
これでほぼ組み立て完了である
あとは、幕、伊達綱等を取り付け、完成となる

完成外観 飾りを付けた後の完成外観

Last Update 1998.10.28


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