(1) | 条件式 条件式は、制御文(後述)で使用する各種条件を示すものです 条件式は、「条件式 論理演算子 条件式」、または、「式 比較演算子 式」で表されます 「式 比較演算子 式」は、次の組み合わせがあります
「式1 <= 式2」は、式1が式2以下であることを示します 「式1 > 式2」は、式1が式2を越えることを示します 「式1 >= 式2」は、式1が式2以上であることを示します 「式1 == 式2」は、式1と式2が等しい事を示します 「式1 != 式2」は、式1と式2が等しくない事を示します
「条件式1 || 条件式2」は、条件式1、条件式2の何れかが成立する事を示します 「条件式1 ! 条件式2」は、条件式1、条件式2の条件が一致しない事を示します |
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(2) | 計算式 計算式は、各種計算を行う式です 計算式は、単項計算式、二項計算式、三項計算式、代入式で表されます 単項計算式は、次の組み合わせがあります
「値--」は、値を1減らします注1) 「++値」は、値を1増やします注1) 「--値」は、値を1減らします注1) 「-値」は、負の値を示します 「~値」は、値のビット値を反転します
「式1 - 式2」は、式1から式2の値を引きます 「式1 * 式2」は、式1と式2の値をかけます 「式1 / 式2」は、式1を式2の値で割ります 「式1 % 式2」は、式1を式2の値で割った余りを計算します 「式1 & 式2」は、式1と式2のビット値の論理積をとります注3) 「式1 | 式2」は、式1と式2のビット値の論理和をとります注3) 「式1 ^ 式2」は、式1を式2のビット値の排他的論理和をとります注3) 「式1 << 式2」は、式1の値を式2の値分、左へシフトします 「式1 >> 式2」は、式1の値を式2の値分、右へシフトします
「値 += 式」は、式の内容を値に足し込みます注2) 「値 -= 式」は、式の内容を値から引き、その答えを値に代入します 「値 *= 式」は、式の内容と値をかけ、その答えを値に代入します 「値 /= 式」は、式の内容で値を割り、その答えを値に代入します 「値 %= 式」は、式の内容で値を割り、その余りを値に代入します 「値 <<= 式」は、値を式の内容分、左へシフトし、その答えを値に代入します 「値 >>= 式」は、値を式の内容分、右へシフトし、その答えを値に代入します 「値 &= 式」は、式の内容と値の論理積をとり、その答えを値に代入します注3) 「値 |= 式」は、式の内容と値の論理和をとり、その答えを値に代入します注3) 「値 ^= 式」は、式の内容と値の排他的論理和をとり、その答えを値に代入します注3) |
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(3) | 優先順位 条件式、計算式で使う各演算子には優先順位があります 一つの計算式は、下の表に示す通りの優先順位に従い計算されますので、優先順位が不安な場合、明示的に括弧でくくり、意図する通りに計算される様、工夫して下さい
「a = ( b + c ) * d;」とすると、bとcの合計に、dの値がかけられ、aに代入されます
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論理積 | 論理和 | 排他的論理和 | ||||||
値1 | 値2 | 答え | 値1 | 値2 | 答え | 値1 | 値2 | 答え |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 |