8.HTML4.0

ここで示すタグは、HTML4.0になって追加されたものの一部です
ここでは、タグの内、<ABBR><ACRONYM><BUTTON><DEL><INS><FIELDSET><LEGEND><THEAD><TBODY><TFOOT>共通属性について説明します

(1) <ABBR
 title="元の単語"
>
</ABBR>

このタグで囲まれた部分が、略語である事を示します
titleは、この略語の本来の綴りを指示します
以下は、この使い方の例です

<ABBR title="example">ex.</ABBR> は、
ex.
(2) <ACRONYM
 title="元の単語"
>
</ACRONYM>

このタグで囲まれた部分が、頭文字化省略語である事を示します
titleは、この略語の本来の綴りを指示します
以下は、この使い方の例です

<ACRONYM title="Akashi Internet Powers">AIP</ACRONYM> は、
AIP
(3) <BUTTON
 name="シンボル名"
 value="値"
 type="形式"
>
</BUTTON>

このタグで囲まれた部分が、ボタンを表す事を示します
<INPUT>タグでのボタンと同じ作用がありますが、こちらのほうがより、表現が豊かとなります
nameは、その項目につけられる名前を指示し、サーバに送られる項目名となります
valueは、ボタンの初期値を指示します
typeは、ボタンの形式を示し、「submit(送信)」、「reset(リセット)」、「button(ボタン)」の何れかが指示出来ます
以下は、この使い方の例です

<BUTTON name="set" value="set" type="button"><IMG src="pac1.gif" width="50" height="50" alt="黙る"></BUTTON> は、
(4) <INS
 cite="URL"
 datetime="日時"
>
</INS>
<DEL
 cite="URL"
 datetime="日時"
>
</DEL>

このタグで囲まれた部分が、挿入や削除として、明示的に表示されます
このタグは、規約の原案等、文書の挿入、削除、訂正を明らかにしたい場合使用します
citeは、この変更の元になった原因等の文書を示すURLを指示するものとして使用出来ます
datetimeは、この変更の発生した日時を指示します
以下は、この使い方の例です

このHTMLテキストは、インターネットエクスプローラ<DEL datetime="1999.8.10 16:00">バージョン4</DEL><INS datetime="1999.8.10 16:00">バージョン5</INS>で表示可能です
は、
このHTMLテキストは、インターネットエクスプローラバージョン4バージョン5で表示可能です
(5) <FIELDSET>
</FIELDSET>

このタグで囲まれた部分を、似た様なテーマを扱うものとして、グループ化します
使用例は、次の<LEGEND>で示します
(6) <LEGEND>
</LEGEND>

このタグで囲まれた部分を、<FIELDSET>で指定したグループのキャプションとします
以下は、この使い方の例です

<FORM>
<FIELDSET>
<LEGEND>個人情報</LEGEND>
姓:<INPUT name="lastname" type="text" size="8"> 名:<INPUT name="firstname" type="text" size="8"><BR>
住所:<INPUT name="address" type="text" size="50"><BR>
</FIELDSET>
<FIELDSET>
<LEGEND>利用内容</LEGEND>
ビデオ:<INPUT name="video" type="text" size="8"> CD:<INPUT name="cd" type="text" size="8"><BR>
</FIELDSET>
</FORM>
は、
個人情報 姓: 名:
住所:
利用内容 ビデオ: CD:
(7) <THEAD>
</THEAD>
<TBODY>
</TBODY>
<TFOOT>
</TFOOT>
このタグで囲まれた部分を、テーブルの、頭部、本体、脚部にグループ分けします
以下は、この使い方の例です

<TABLE width="80%" border="1" cellspacing="1" cellpadding="1" align="center">
<THEAD><TR><TD width="60%" align="center">商品名</TD><TD align="center">単価</TD><TD align="center">数量</TD><TD align="center">小計</TD></TR></THEAD>
<TBODY>
<TR><TD>インスタントコーヒー</TD><TD align="right">750</TD><TD align="right">3</TD><TD align="right">2250</TD></TR>
<TR><TD>コーヒーフレッシュ</TD><TD align="right">120</TD><TD align="right">3</TD><TD align="right">360</TD></TR>
<TR><TD>スティックシュガー</TD><TD align="right">350</TD><TD align="right">1</TD><TD align="right">350</TD></TR>
<TR><TD>紙コップ</TD><TD align="right">200</TD><TD align="right">2</TD><TD align="right">400</TD></TR>
<TR><TD>クッキー</TD><TD align="right">150</TD><TD align="right">3</TD><TD align="right">450</TD></TR>
<TBODY>
<TFOOT>
<TR><TD colspan="3">消費税(5%)</TD><TD align="right">190</TD></TR>
<TR><TD colspan="3">合計</TD><TD align="right">4000</TD></TR>
</TFOOT>
</TABLE>
は、
商品名単価数量小計
インスタントコーヒー75032250
コーヒーフレッシュ1203360
スティックシュガー3501350
紙コップ2002400
クッキー1503450
消費税(5%)190
合計4000
(8) 共通属性
 id="IDセレクタ"
 class="クラス"
 title="タイトル"
 lang="言語"
 dir="方向"
 stype="スタイル"


共通属性は、ほとんどのタグの内部に記述可能なものです
idは、スタイルシートで定義したスタイルをこのタグに適応させる場合に、そのスタイルシートのIDセレクタを指示します
classは、スタイルシートで定義したクラスをこのタグに適応させる場合に、そのスタイルシートのクラスを指示します
titleは、そのタグの項目につけるタイトルを指示します
langは、そのタグに適応する言語を指示します
「jp(日本語)」、「en(英語)」、「fr(フランス語)」、「de(ドイツ語)」、「it(イタリア語)」、「zh(中国語)」等があります
dirは、その書式方向を示し、「LTR(通常の左から右への記述)」、「RTL(アラビア語等右から左への記述)」が指定出来ます
styleは、このタブに限定したスタイルを指示出来、複数スタイルを;で区切って指示します

ここでは、全ての事が説明出来ませんので、次を参考にして下さい

HTML4.0仕様(W3C:英文)
HTML4.0仕様(内田明氏による邦訳)
スタイルシート解説(ZSPC)