作業台作業台は、力を加えても丈夫で、かつ、多少の傷やへこみ等は気にしないものでありたい.(でないと、思い切って作業出来ない) ただ、あまり傷やへこみ等があっても、工作の精度に問題が出てくるので困る. この点を考慮した作業台を制作してみた. 工房長(2002.4.12)
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材料 | そろえるべき材料は次のものである.
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道具 | 工作に必要な道具は次のものである.
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採寸 | 先ず、各部材の寸法を決める必要がある. 以下のフォームに必要数値を半角文字(単位は全てmm)で入れ、「計算」ボタンを押して欲しい.(JavaScriptを使用しているので、ブラウザのJavaScriptをOnとすること) 以降に、各部材の寸法と数量、加工図が表示されるので、それを参考に、裁断、墨入れをする. ここまでを入力すること.(以降は自動的に計算される)
忘れてはいけないのが、裁断のためののこぎりの幅である. (ホームセンターの裁断サービスを利用するなら、かなりの幅(5mm程度)を見込んで考えて頂きたい、この辺は各自工夫のこと) 自分で裁断する場合、切り口がほぼ直角になる様、注意が必要である.(後の組立で影響してくるので、慎重に) |
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墨入 | 組立のための墨入れを行う. 先ずは、フレーム(W)である. これの内側となる方へ、赤の線で示す位置へ墨入れを行う.(これは枠を組む時、フレーム(D)との位置あわせで使用する)(1本に付き、6カ所、4本とも) また、反対側(これの外側となる方)へ、赤の線で示す位置へ墨入れを行う.(これは枠を組む時、フレーム(D)へのねじ止めの位置あわせで使用する)(1本に付き、3カ所、4本とも) 次は、天板である. これの表側となる方へ、赤の線で示す位置へ墨入れを行う.(これは枠を組む時、フレームとの位置あわせで使用する)(1枚のみ) |
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組立 | さて組立にはいろう. 先ず、組立でのお約束事から.
さあ、これからが本番だ. 先ず、フレームを組み上げる. フレーム(D)の、緑色で示している面に木工ボンドを付ける. フレームの方向を確認し(外側、図上で見えている方が、線を3本引いてある方が見える様に)、内側に墨入れしてある位置にフレーム(D)をあわせる. 青色で示している様に、フレーム(W)に墨入れした線上へ長なげしを使用し、固定して行く.(1カ所、後でもう1カ所つけるので、真ん中ではなく、その分ずらして) この時、この長なげしは完全にねじ込まない.(多少ぐらぐらするくらいで良い) 反対側も同じ様にして、組み上げる. 次に、天板と、組み上げたフレームをくっつける. 組み上げたフレームの、緑色で示している面に木工ボンドを付ける. 天板は、墨入れした面を上して、フレームとあわせる.(この時、フレームの4角と天板の位置をしっかりあわせること) 赤色で示している様に、天板に墨入れした線上へ木ねじを使用し、固定して行く.(箇所は横が最低でも5カ所、縦が最低でも3カ所、もう少し多い方が安定するかも) 青色で示している様に、フレーム(W)に墨入れした線上へ長なげしを使用し、固定して行く.(先にねじ止めした1カ所とは別の場所) この時、先に止めた長なげしも完全にねじ込んでしまう. 今までの作業分である. この様にひっくり返して、平らな所へ置いて、木工ボンドが固まるまで待つ. ここまでの作業は、木工ボンドが固まらない間に一気にやってしまう必要がある.(時間的に不安な場合、木工ボンドを普通用にすると良い) 次は、足の部分である. 先ず、先に作ったフレームと同じものを組み上げる. フレーム(D)の、緑色で示している面に木工ボンドを付ける. フレームの方向を確認し(外側、図上で見えている方が、線を3本引いてある方が見える様に)、内側に墨入れしてある位置にフレーム(D)をあわせる. 青色で示している様に、フレーム(W)に墨入れした線上へ長なげしを使用し、固定して行く.(今度は2カ所、最後までねじ込んでしまう) 反対側も同じ様にして、組み上げる. 先に組み立てた天板の部分と同じ形になる様注意する.(置いてある天板の上で位置合わせ、組立をすると良い) これも、木工ボンドが固まるまで待つ. 最終組立である. ここからは、ねじ止めのみの作業となる. 紫色で示している様に、フレームの各位置へ、フレーム(H)を立て、短なげしで、フレーム(W)(D)と各1カ所ねじ止めする.(これはずれない様にするためのもの、後に更に止めて固定する) 6本とも同じ様にする. その上へ、先に作った天板を乗せる.(フレーム(H)は、天板の裏のフレームと、足の部分のフレームで同じ位置に来る様、合わせる) 全てのフレーム(H)を、短なげしで、フレーム(D)と3カ所、フレーム(W)と2カ所ねじ止めし、固定する.(足の部分もこの段階で残りのねじも止める) この上に、残りの天板を乗せる.(キズが付いたらこの板を交換する事にする) ずれない様に、数カ所木ねじで下の部分と固定すると良い. 完成 |